お題の青春の一冊「アラスカとの出会い」
特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
こんにちは、変な肉袋です。
自分にとっての青春の一冊でも語ろうと思います。一冊と言っていいのか分からないですが変な肉袋にとっては特別な一冊です。
それは、国語の教科書に載ってた星野道夫さんの「アラスカとの出会い」です。
最初は、国語の教科書でかわいい動物たちが乗っている場所、授業中暇なときに写真を見て癒されていた程度の場所。
授業では取り上げられないまま学校を卒業してしまいました。
変化があったのは中学の卒業式を終え、暇になったときでした。暇だけど何かしていたい、そんな時にふと「音読しよう」と思いたった。
何を音読してやろうかと思って、国語の教科書を開く、色々音読をして続けられそうなのを選んだのが、「アラスカとの出会い」であった。
本の内容はタイトル通り、出会いだ。
一冊の写真集に出会い、一枚の写真に魅せられ、それにより人生が動き、その写真を取った人に会うという内容。
結構淡々と思ったことが書いてあるように感じるのだが、何か引き込まれる物があった、内容も出会いの不思議といった感じで書いてあるので尚更だったのかもしれない。
この作者は亡くなっていて、ある時NHKか何かの特集で、星野道夫の追った世界って感じでテレビでやっていた。
テレビを見る習慣が無い自分がこれを見れたのも何かの縁なんだろうか、テレビの内容とかナレーションの感じも、アラスカとの出会いを読んだときに引き込まれたと同じ雰囲気を感じたからこの人の作品の雰囲気が魅力を出してるのだろうと思う。
音読をしようとしていた時はかなり読んだ、高校に入ってからは音読をする習慣がすたれたが、「アラスカとの出会い」は気が向いた時に音読する物。として定着していった。高校の内に一度暗記までしたが、今はもう出来ない。
だけど、一人暮らしをする際も持ち込んで、年に1回程音読をしている。
不思議という物はどうしても上手く説明が出来ない、そんな説明が出来ないからこそこんなに魅せられたのであろう。
星野道夫さんが写真に魅せられて人生を歩んだ。その内容をまとめた話に僕が魅せられている。写真を開かないと気が済まないというように、この話が載ってるページを開かないと気が済まないのだ。違うのがあれば、魅せられた人に会うことが出来ないからであろう。
そんなことは関係なしに「アラスカとの出会い」が載っている教科書は、これから僕の一生についてきて、時折僕を不思議な気持ちで包んでくれるんだと思う。
以上お目通しありがとうございました。
<変な肉袋>